横浜モトブレイクの超不定期バイク屋日記

スクーターのタイヤ交換のお話

今まで何本のタイヤを交換した事だろう・・・・・。
タイヤチェンジャーが有ればラクラク作業でも手組みだと以外に大変です。
(貧乏なので欲しくても買えません!誰か恵んでください)
一般の方も要領さえ覚えてしまえば以外に簡単?かも知れません。
今回の患者さんは火曜日に仕入れて来たスペイシー125です。


前後のタイヤが交換時期だったので水曜日に注文しておきました。
タイヤはダンロップK588、サイズは前後共90/100-10ですが、FとR用では太さがこんなに違います。
大丈夫なのだろうか???



まず、車体からホイールを外します。
かなり自己流なのでベテランのバイク屋さんが見たら腹を抱えて
笑うかも知れませんが、腕に自信の有る方は勝負しますよ。(ウソ)
タイヤ交換だけならチェンジャーより早いかも知れません(本当)
慣れと言うのは恐ろしい物です。

F側は、まずホイールシャフトのナットを外します。
次にキャリパーを外します。
スペイシーの場合はキャリパーサポートの片方のボルトがホイールシャフトと共締めになっているので片方だけ外しておきます。
キャリパーを外したついでにパッドの残量確認などもします。
画像は有りませんが、残り0.5mm位しか有りません。即交換です。
ついでにオイル交換も同時進行しています。

 
で、ここからが超自己流です。自信の無い方は絶対に真似しないで下さい。
続きを見る勇気の有る人は自己責任で!






※ この方法はセンタースタンド付きのバイクしか通用しません。
サイドスタンドしか付いていない場合は、F用のスタンドを使います。

カウル先端を片手で持ち上げて、シャフトを抜いてしまいます。
ブレーキキャリパーがフリーになるのでディスクから外します。
メーターギヤとシャフトのカラーに気を付けながらホイールを手前に外します。
片手がカウルを支えているので、要領が悪いと身動きが取れなくなります。
シャフトが硬くて抜け無い事などを想定して、プラハンマーなどを
手の届く所に用意しておいて下さい。


 
んん~~減ってますね~~


ホイールが外れたら、もう一度シャフトをフォークに入れてしまいます。
(ナットも仮止め程度に入れておきます)
すかさず車用のガレージジャッキでフロントを持ち上げます。
ガレージジャッキには必ず画像のような切れ込みや凹みが有るので
この部分にシャフトを合わせて下さい。
ディスクブレーキのバイクはキャリパーの重みで、どちらかにハンドルを取られますので、
本来でしたら二個用意すると安定しますよ。

書き忘れましたが、フォーク先端に付いているグレーのカバーも外しておいて下さいね。



では本題に入ります。
バルブの虫を外してエアーを抜きます。(プシュ~~~)


ビートブレーカーでビートを落としていきます。
皆さんも同じ物を使っているかも知れませんが以外に使い易いですよね。
そのまま使うとホイールにキズが付くので厚めのゴムを貼り付けて有ります。
このビートブレーカー以外にも大型の物も有ります。
主にジャイロ系の極太タイヤやATV・車のタイヤ交換に使っています。
ブログに登場しているハイゼットも自分でタイヤ交換しています。
バイクのタイヤ交換が出来れば車も楽勝ですよ。
 
一箇所づつ完全にビートを落としていきます。
全部落ちたら反対側も同じ要領で落として下さい。
ディスク板が付いたままですが、慣れているので外しません。
慣れていない方は外さないとディスクに歪みが出るので必ず外してください。

 

私は必ず、バルブの反対側から落としていきます。
以前にバルブ側から作業したらバルブの内側を破損させました。
余り無い現象だと思いますが、古いバイクの場合はエアバルブが劣化しているので気をつけて下さい。
 
 


両側のビートが落ちたらタイヤをホイールから外していきます。
お客さんから依頼された場合や、アルミホイールの場合はリムプロテクターを使って傷を防止しますが、
以外に作業の邪魔になるので在庫車の場合は使いません。(要領を覚えると殆ど傷も付きません)

こいつがりムプロテクターです。
小径ホイールに使うには不向きです。




こいつが愛用のタイヤレバーです。
某輸入工具屋さんの安物です。
タイヤレバーは何種類か使いましたが、こいつは先端部分の角度が素晴らしくタイヤにフィットします。
タイヤレバーは必ず3本用意して下さい。理由は後程解ります。
KTCも持っていますが殆ど使用しません。右がKTCです。
 

タイヤをホイールから外す場合は、タイヤの手前(自分側)を足で踏んで完全にビートが落ちている状態を心掛けて下さい。
安全靴やスニーカーが望ましいですが・・・・・何故かクロックス!です。(汗!)
(いつもは安全靴履いていますよ!今日はたまたまです)

ビートが落ちていないとタイヤが外れないばかりか、ホイールが傷だらけになりますので注意して下さい。
スチールホイールなどは簡単にリムが曲がります。(体験談)

タイヤレバーをタイヤの耳(縁)部分に浅く掛けます。
手前側のビートが確実に落ちている事を確認してタイヤをめくります。

一箇所持ち上がったら10センチ位横を同じ要領でめくります。
二箇所出来たら今度は5センチ横位にレバーを入れてめくります。
 
三箇所出来たら真ん中のレバーを外して、同じ要領で横部分をめくっていきます。

同じ事を繰り返すと片方のホイールからタイヤが外れます。

ビートが硬くてホイールから外れない(めくれない)場合は、手前側のビートが完全に落ちていない証拠です。
体制を立て直して最初からやり直して下さい。
無理に続けるとホイールとタイヤにダメージを与えてしまいます。
最悪の場合はタイヤのビート部分が切れてしまいます。
片方が外れたら反対側です。
ここまでなら器用な人なら比較的簡単に出来てしまうかもしれません。
問題はここからです。
今外したタイヤをホイールから完全に外すには少々コツが有ります。
画像のようにリムプロテクターを嵌めてタイヤレバーを掛けてめくります。
 
手前から見るとこんな感じです。
今度は両手を使うのでタイヤレバーは腹で押さえています。
デジカメ片手で結構辛い体制です。
この体制までから両手でタイヤを下に押しまくります。
かなり力が必要です。馬鹿力の私でも汗だくになります(笑)
非力な方はゴムハンマーなどで、ホイールとタイヤの境目を思い切り
叩いて下さい。
私が使ってるのはコレ! 100円SHOPで購入、物凄く便利です。
 
最初からゴムハンマーでやれば良いのですが面倒なので力任せでやってます。
何とかこの状態まで来れば終わったも同然です。ゴールは近い!

ハイ!外れました!俺の勝ちですね!(何が?)


さて、新しいタイヤを組みますよ。
当たり前の事ですがタイヤには回転方向が有りますので間違え無いようにして下さい。
(私も何度か間違えています。見つけた時は結構辛いです)

タイヤに付いている黄色いマークはバルブと同じ位置に合わせる為に付いています。

ホイールのバルブが付いている所はバランス的に一番軽い部分です。
タイヤの黄色いマークは(白や赤も有る)一番重い部分です。
この両方の位置を合わせる事でバランスが取れます。
マークの無いタイヤは気にしないで組んで下さい。

タイヤを組む場合はビートクリームなどを塗って滑りを良くして下さい。
持ってない場合は石鹸水でも大丈夫です。
一番駄目なのでCRC-556などの潤滑油を塗る事です。
個人の方のHPを見ていると平気で潤滑油を塗って作業していますが
駄目駄目な方法です。皆さんは決して真似しないで下さい。

タイヤのビート部分にクリーム塗ったらホイールの上に置きます。
回転方向が間違えていないか、しつこい位に確認して下さい。


ホイールに対して斜めに被せていくと運が良ければレバー無しで入ります。
(今回は入っちゃいました。なので画像が有りません)
入らない場合でもレバーを2、3回使えば簡単に入ります。
ホイールが多きくなるほど簡単です。

もう片側を入れる場合は、外す時と同様に手前を足で踏んでビートを落としておきます。
レバーを使って少しづつホイールの中に入れて行くと案外簡単です。

はい、出来ました。
最後にエアーを入れますが、虫を入れないでコンプレッサーで一気に圧力を掛けます。
本来なら「パン!パン!」と音がしてタイヤが膨らみますが、ビートがホイールの奥に入り過ぎている時は隙間からエアー漏れして膨らみません。
こんな時は専用工具なども有りますが、私は別の方法で解決しています。
その方法は・・・・・・
御免なさい!教えられません。企業秘密って奴です。
そこまで教えたら仕事が減ります。
ヒントは・・・・頭脳+POWERです。
タイヤにエアーを入れる時は、最初は3キロ位入れちゃって下さい。
そして一気に抜いて下さい。
理由は、ビート部分がタイヤレバーで押し込んだ時に、多少捲れて入っている事が有るので、
一気にエアーを抜いて捩れを取って下さい。

 

車体に組む場合はメーターギヤの突起とホイール側の突起がクロスするように組まないと
メーターが動かなくなります。
メーターケーブルとギヤ部分はプラスネジ1本で止まっていますので外して作業して下さい。
外す時と同じように片手でカウルを支えていますので、かなり難しい作業です。

 

 

完成です!
やっぱり新品のタイヤは気持ち良いですね~~~


ここで工具のお話です。
私が主に使っているのはアサヒのエアーインフレターです。
(通称名はゲージホタル)
何でホタルかと言うとゲージ面に夜光塗料が塗ってあり、暗い場所でも見えるからです。
ちょっと高いですが優れ物ですよ。
私が使っているのは先端部分がL字型のワンタッチチャック仕様の二輪専用品です。
バイク(主にスクーター)のようにバルブとホイールの隙間が少ない場合に適しています。

 

どんな車種にも対応出来るように色々なチャックも有ります。
真ん中の物は自転車にも使えます。
近所にマンションやアパートが多いので自転車のパンク修理なども日常茶飯事です。



この二本は長さ120cmの自作品です。
凄く使い易いです。

 

フロント編はこれで終わりです。
後輪編は明日掲載します。
実はオイル交換とパッド交換も同時進行して終わっています。
画像を撮りながら作業しているので、普段の倍以上時間が掛かっています。
チューブレスは比較的簡単ですが、チューブタイヤの場合は非常に神経を使います。
ちょっとミスすると簡単にチューブに穴が開くので泣きたくなります。
車体に組み終わってエアー漏れを発見した時などは現実逃避したい気分です。
機会が有ったらブログネタにします。
長々と読んで頂いて有難う御座います。
作業日記 | 投稿者 モトブレイク 16:59 | コメント(0)| トラックバック(1)
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